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Blu-ray BOX & DVD BOX第2巻発売記念!
スタッフトーク&おやつパーティー レポート

6月24日(土)、スイーツパラダイス池袋店にて、「Blu-ray BOX &DVD BOX第2巻発売記念! スタッフトーク&おやつパーティー」を開催しました。夏目真悟監督、オノ・ナツメ先生、シリーズ構成の鈴木智尋さん、音楽の高橋諒さん、アニメーション制作プロデューサーの福士裕一郎さんをお迎えし、バンダイビジュアルプロデューサー世羅田あゆみさんの司会進行で約2時間のトークショーをお送りしました。

コラボカフェ実施中のレストランでの開催ということで、ゲストと皆様で、コラボドリンクでの乾杯!からイベントはスタート。一緒にコラボメニューやバイキングを楽しみながらの、和やかなイベントとなりました。

この日はBS11での第8話「翼を広げた王女と友のつとめ」の放送日となり、同じ時間で会場でも第8話を上映し、生コメンタリーを敢行。続いてテーマトーク、Q&Aと、『ACCA13区監察課』についてとことん語っていただきました。

第8話上映

「結城アイラさんの第8話劇中歌『It’s my life』は、元々はアーベントとシュネーの別れのシーンで使用するイメージで発注されていた曲で、歌詞もそのイメージで書いて頂いたものだった」と高橋さん。ダビング時に、音響監督のはたしょう二さんからの提案もあり、ジーンとニーノの学生時代のシーンにこの曲をあててみたところ「不思議とうまくはまったんですよね」と夏目監督。

ニーノが成長と共に声変りをし、やがて父の背を追い越す瞬間を、会場の皆で息をのんで見守りました。

テーマトークまとめ

制作裏話

ACCAは本編だけでなく制作現場もおやつに溢れていたことが判明。毎週行われていたシナリオ打ち合わせやアフレコスタジオに必ず誰かがおやつを持ってきていたり、制作スタジオにオノ先生からのダンボール2箱分のパンの差し入れが届いたり。制作スタジオに届いた差し入れは毎回あっという間になくなってしまったとか。本編に登場する「雪の玉」ことシュネーバルが打ち合わせのおやつになったこともあり、初めて食べる人も多かったよう。

この曲がたまらない

高橋さんが第8話のシュネーとアーベントの別れのシーンで使われた『Kiss Me』を、オノ先生は第9話の年越しパーティーのシーンと第10話冒頭のヤッカラ区のシーンで使われた『New Year’s Eve』を挙げ、夏目監督は「どれもいい曲ばかりだけど、オープニング主題歌はやっぱり格別」と熱を込めました。

このキャラが好き

それぞれにドラマがあるACCAのキャラクターたち。一人に決められない!と悩みながらも、男性スタッフ陣からはニーノが大人気。夏目監督は「男性キャラクターを好きになることはなかなかないけれど、男性からみてもニーノは魅力的」とのことでした。オノ先生は、もし原作者ではなく一視聴者としてACCAのアニメを観ていたら…ということで、ヤッカラ区のバカラとキノを挙げてくださいました。もみあげがあるキャラが好きかもしれないそうです。

この伏線がすごい

福士さん「前半の台詞の一つ一つが後半に活きてくる。ニーノがさらりと『お姫様』と言うところとか。オリジナルのジーンに王冠を被せるシーンは、ニーノがずっとジーンに伝えられなかったこと、かもしれないです」

高橋さん「キャラの髪色で実は出身地が連想できるようになっていて、細かいところまで丁寧なつくり」

夏目監督「ジーンとニーノの関係性がそもそも物語全体の伏線の要。それを描いたオノ先生は本当にすごい」

オノ先生「後半に向けて全部回収していくのは楽しい作業でした」

夏目監督「最後に向けてのドライブ感がすごくあって、アニメ現場もキャラクターの過去や未来を考えながら作れました」

鈴木さん「脚本の制作中、原作はまだ連載中だったんですが、オノ先生が前倒しで最後の何話分かのネームを一気に上げてくださって。そのおかげでかなり早い段階で伏線が最終的にどう回収されるのかを知ったうえで最終回の構成を監督と組めたのが、すごく有難かったです」

と、原作サイドとアニメ制作サイドの協力体制が強かったことを証しました。

Q&Aまとめ

オープニング映像の意図

夏目監督「曲を聞いてかっこよくしなきゃと思いました。1960年代くらいの広告などの線を意識して、何回見ても飽きないように伏線を散りばめて話数が進むにつれだんだん分かっていくようなものにしました」

音楽を手掛けた高橋さんが思い入れのある曲、作るのに苦労した曲

高橋さん「思い入れがあるのは『Cigarette No.13』。JAZZとベースを活かしつつ、メインテーマにも絡めて。シリアスなんだけど重すぎない、僕が思うACCAやジーンを表現できたと思います。苦労したのは、次回予告で使われていた『Eyes to Find』です。ニーノに沿う位置づけの曲で、何パターンも作りました。物語の芯であるニーノの生き方を曲に落とし込んで。ブラッシュアップする中で、ギターの音だけの曲に仕上げました」

アニメが始まって、原作に影響は?

オノ先生「影響というより、担当編集の方と鈴木さんの雑談の中から出てきたアイディアを、P.S.のサブタイトルに使わせてもらったものがあります。」

鈴木さん「別の打ち合わせの時にネームを見せていただいて、編集さんと考えさせてもらいました」

各区のイメージ

夏目監督「それぞれの区にモチーフがありましたね。バードンはニューヨーク、ハレはバリ島や沖縄、コロレーはパリ、ビッラは北欧と。準備段階で見せていただいたドーワーの鳥型の地図に、海流も描かれていて面白かったです」

オノ先生「海流や区ごとの気候も設定していました」各区のイメージは、BOX第2巻のブックレットに掲載されている美術監督の吉岡誠子さんのインタビューや7月28日発売の設定美術画集でしっかりご紹介しております。ぜひご一読下さい。

画づくりへのこだわり

夏目監督「ACCAは手作り感を目指して、背景を手描きにしたりしました。沢山あるアニメの中で埋もれたくなくて、時代を逆行してみました。しかも第8話の回想シーンは1シーンごとに色味を調整したりして…」

福士さん「大変でしたがスタッフもとことん付き合ってくれました。ここでやらねば!と」

オノ・ナツメ作品のルーツ

オノ先生「ACCAのルーツというか、自分の今までの積み重ねがルーツです。群像劇、昔のアメリカの警察ドラマなどへの憧れなども通じるものがあります」

最初に完成した曲、本編で使われていて意外だった曲

高橋さん「最初に完成したのはメインテーマのフレーズです。第1弾PVの曲に肉付けしていきました。そのあとは、オープニング主題歌のワンフレーズや別の曲に散りばめたりして、全体の曲が仕上がりました。意外というか、ドラムとベースだけの曲を本編でたくさん使われてるなと思いました。最終回の重大なシーンでも使われていて、敢えて力んだ感じのない曲をそこに使ったことがACCAっぽいなと思いました」

夏目監督「同じ曲を使うと意識づけになって、その後重要なシーンに聞きなれない曲を入れると効果的になるんです。と、音響監督のはたしょう二さんが仰っていました」

最終回エンディングの演出意図

夏目監督「ジーンとニーノの二人をしんみり終わらせたくなくて。最後のシーンのその後をなぞるようなエンディングにしたかったんです」

高橋さん「『Our Place』の歌詞は、作詞のKonnie Aokiさんにに原作も脚本も読んでいただいて、キャラクターがこの先どうなっていくかを少し匂わせるような歌詞にしていただきました」

鈴木さん「ああいう映画的なラストは監督も僕も好きで、作品にも合っていると思って、自然な流れでこのようなエンディングになりましたね」

最後にゲストひとりひとりからお客様へご挨拶。ゲストとお客様のACCAへの愛情にも溢れた、温かい雰囲気でイベントを終えました。イベント後、Blu-ray &DVD BOX2巻を持ってきてくださったお客様には夏目監督のサイン会を行いました。ひとりひとりとACCAの魅力についてお話ししながら、楽しいサイン会となりました。